埼玉県川越市今成、蔵造りの街並みから少し離れた住宅地に、巨大なパエリア鍋を立て掛けた倉庫のような建物が現れます。
1983年創業のスペイン料理店「すぺいん亭」。
本場バレンシア・スエカのパエリアコンクールで国際部門1位を6回獲得し、総合でもアジア人歴代最高位の2位に輝いた“世界一”のパエリアを出す店です。
しかも扉を開けた先に広がるのは、オーナーが20年以上かけて自ら造り上げたガウディ建築のようなモザイク空間。
サグラダファミリアで有名なガウディ建築を彷彿させる内装。
テレビでも何度も紹介され、食べログ「スペイン料理 百名店」にも選出されています。
今回は2026年9月12日の土曜日のランチに妻と2名で訪問しました。
予約は4名からなので2名では予約できないので、開店前に並ぼうと11時30分開店の30分前に到着。
今日は空いていたようで、この時点での先客は1組のみ。余裕で開店と同時に入店することができました。
開店時間には20名くらい並んでいた感じです。
駐車場は狭めですが停められる台数には比較的余裕がある感じ。店舗前は片道1車線道路ですがそこそこ交通量があり、店舗のすぐ先に信号があるのでそこで渋滞が発生していることがあり、店舗沿いとは逆方向から来る場合は駐車場に入る際に信号待ちの車で詰まる場合があるので店舗沿いの進行方向で来たほうが良いかもしれません。

店舗前には1982年にギネス記録を樹立した直径5mの鍋があります。
外観からモザイクタイルを多用して非日常的な空間を感じさせる作りになっています。
すぺいん亭の青い看板はこれは意図的なのか古さというかチープに見えてしまいますが、この状態を維持している意図はなんなんでしょうね。

開店時間ぴったりに順番に店員さんの誘導で1組みづつ入店。
入って横にレトロな電話機がありますが、単なるオブジェかと思いきや実際に使えるようです。

店内に一歩踏み入れた瞬間からオーナーの村田氏が20年以上かけて自ら設計・施工した内装のガウディ建築を彷彿させる内装と名高い装飾に魅了されます。
入店された皆さんは、とにかくスマホで写真撮りまくりです。
ただし注意点があります。
写真は明るい感じに映っていますが、実際は昼間でも薄暗い感じです。
東京ディズニーランドのカリブの海賊にあるレストランのイメージです。(わかりにくい?)
内装に気を取られすぎると怪我をする可能性があります。
足元が暗くて見づらい上に、段差がとにかく多い。
撮影する際は立ち止まってからにして、移動の際はとにかく足元を注視することが大切。

席まで案内していただいたら、そこからは店内を撮影しまくりました。
普通のお店だと恥ずかしくてできませんが、このお店はガウディファンが多いのか、そもそも装飾が売りなのでスマホ片手に撮影されている方が多いので堂々と撮りまくれます。


店内にはアンティークなアイテムも色々な場所に置かれているので、店内をくまなく見て回ると楽しいです。


店内一番奥にあるおそらくメインのサグラダファミリアのミニチュア(大きいですが)とステンドグラス調の装飾。
下から見上げると迫力あります。
残念ながら本物のステンドグラスではないようです。

おすすめの撮影スポットは2階。
2階も客席がありますが、今回行った時はお客さんは案内されてなく、物置とスタッフ専用ルームみたいになっていました。
店員さんに2階に上がって撮影してもよいですかとことわりをいれた上で曲線の美しい階段を使って2階にあがりました。
段差や階段の幅が段によって異なるので手すりを持ちながらここでも足元に注意してのぼってください。

東京ディズニーランドのようなテーマパークを彷彿させる店内。
どこを切り抜いても絵になります。

2階から撮影した店内全景。
イメージ写真としてはこの位置から撮影するのがベストショットだと思います。

席は2名から大人数用の席まで幅広く用意されています。
ほぼ全ての席が壁で隔てられているので、隣の席を気にせず食事ができるのは嬉しい。
コース料理というと広い空間の中、テーブルマナーをしっかりとか周囲やスタッフの視線を気にしないと行けない印象ですが、ここならテーブルマナーをしらなくても大丈夫。
周囲の視線は気にせず気軽にコース料理が楽しめます。

今回の席。
隔離されているような自分たちだけの空間を感じられます。
見上げるとステンドグラス調の壁面を見ることができ、雰囲気は抜群。
特別な日やデートにも最適だと思います。
ただし、この席のところにも段差があり、椅子をずらしたり、席を外そうと移動するときは床の段差に注意が必要です。

今回はランチメニューの「パエリア ランチ~ラマンチャの華~」3,000円(税込)を注文しました。
パエリア(鍋)での提供は4人前から(要予約)でしたが、2人なので普通にお皿に盛りつけされて個別に提供されたかたちです。
まずはスペインオムレツ。
スペインオムレツは、じゃがいもや玉ねぎなどの具材を溶き卵に混ぜ込み、フライパンの丸い形を活かして厚みを持たせて焼くスペインの伝統的な卵料理だそうです。現地ではトルティージャという名前で家庭料理やバルの定番メニューとして親しまれているものです。
ポテトの素材感がしっかりと味わえて軽い感じの食べ物。
フォークで一口サイズに分けると、ボロボロと砕けたので多少食べづらかったです。

次にきたのが「葡萄入り2色のガスパチョ」
トマトを用いた冷製スープ。
スプーンですくってスープといっしょにトマトやぶどう、オリーブを一緒に食べるのですがさっぱりとしてとても後味が良い。ぶどうの甘さが引き立っていて、その印象が一番残りました。

そしてメインのスペインの伝統的な米料理パエリア。お品書きには「パエヤ」と書かれています。
本場バレンシア・スエカのパエリアコンクールで国際部門1位を6回獲得したという、名実ともに世界一のパエリア。
ムール貝がアクセントとなり、エビや貝があり、ライスには豆がアクセントになり秋のこない魚介たっぷりの料理。
初めてお店をたずねるのであれば、これを注文することをおすすめします。
とはいえ、量は少ない気がしますが、コース料理だからこんなものなのでしょうかね。
妻は十分な量だったようですが、男性には物足りないかもしれません。

デザートとカプチーノ。
デザートはハート型に個で崩せるので、インスタ映えする撮影もできそう。

滞在時間は1時間程度でした。
テーマパークのような非日常空間が、埼玉県の川越にあるとは思いもしませんでした。
スペイン料理に馴染みがないので、この味が本場のものなのかどうかはわかりませんが、ものすごいインパクトはうけませんでしたが、普通の美味しい料理は満足できるし、何より目で楽しめたし、店内や料理ネタだけ会話も盛り上がり夫婦でとても楽しめた時間を過ごすことができました。
注意点として、店内は段差が多く照明も暗いため移動時は足元にご注意ください。けっこう危ないです。
また、未就学児のお子様の入店ができませんので、この点も注意が必要です。
支払いが電子マネーやクレジットカード払いが当たり前の世の中にあって現金のみというのも注意点。
営業時間や定休日は変更される場合があるので、訪問前に公式サイトの営業時間ページで確認しておくと安心です。
店舗概要
| 店名 | すぺいん亭(旧店名:西班牙市場) |
| ジャンル | スペイン料理/バル |
| 住所 | 埼玉県川越市今成4-11-4 |
| 電話 | 049-241-3535 |
| 創業 | 1983年 |
| 営業時間 | ランチ 11:30〜16:00(L.O. 14:30)/ディナー 17:00〜22:00(公式表記L.O. 21:00。食べログでは料理20:30・ドリンク21:30と記載があるため要確認) |
| 定休日 | 月曜日(祝日は営業し翌日休み。臨時休業あり) |
| 支払い方法 | 現金のみ(クレジットカード・電子マネー・QRコード決済すべて不可) |
| 予約 | 電話またはホットペッパーのWEB予約。原則4名以上からで、2名での予約は不可(2名席が多数あるため直接来店) |
| 席数・空間 | 160席。個室はなく半個室あり。カップルシートあり。一軒家レストラン |
| 貸切 | 可(50名以上から) |
| 喫煙 | 全席禁煙(入口外・右手に喫煙スペース) |
| 駐車場 | あり・店舗裏手に約30台(満車時は電話連絡を推奨) |
| 子連れ | 未就学児の入店は不可 |
| 電車アクセス | JR川越線「西川越」駅から約800m・徒歩約8〜10分/東武東上線「川越市」駅から約1.7km(タクシー約1メーター)/西武新宿線「本川越」駅から約2.1km/JR・東武「川越」駅から約2.4km |
| 車アクセス | 関越自動車道「川越」ICから約10分。国道16号を川越市方面へ進み「脇田新町」交差点を左折、直進して突き当りの「今成」T字路。巨大なパエリア鍋を立て掛けた倉庫風の建物が目印 |
| 名物 | パエリア(4人前以上は鍋での提供・要予約)、タパス盛合わせ、イカの墨煮、ムール貝の煮込み、イベリコ生ハム、アヒージョ |
| 受賞・メディア | 食べログ「スペイン料理 百名店 2024・2026」選出。『バナナマンのせっかくグルメ』『じゅん散歩』『こんなところで裏切り飯』などで紹介 |
| 公式サイト | https://spaintei.com/ |
