
Amazonで15.6インチの巨大タブレットを購入しました。


商品名は『MESWAO Android 14 タブレット 15.6インチ 大画面 wi-fi モデル 8GB+128GB+1TB 拡張 2.2Ghz G99 8コアCPU アンドロイド タブレット 1920*1080 FHD大画面 12000mAhバッテリー+PD15W充電 5MP/32MPカメラ Type-C充電+WiFi-5+BT5.0+GMS認証+ OTG+FM 動画視聴最適(ダークグレー)』。

中華タブレットにありがちな商品スペックを羅列した商品名になっていますが、正式にはMESWAO社製『MES-B3』が型式になるかと思います。
購入価格は34,162円。タイムセールで38,000円に割引クーポンが3,800円に、ポイントとかで少し引いてのこの値段に、アマゾンポイント2,200ptがつくので、実質32,000円くらいで購入できた形です。


外箱の製品情報シールが、中華を匂わせる怪しい明朝体フォントは御愛嬌。


3.5mmイヤホンジャックはありませんが、USB-Cの変換ケーブルがあるので、優先イヤホンを使いたい場合もこれで対応することができます。近年は付属品がどんどん削られていく中で、至れり尽くせりなのはポイント高いですね。

USB充電器も付属していますが、Ankerの6ポート充電器を使っているのでこちらは利用していません。
私の環境下では概ね8~14wの範囲で充電されているので、満充電になるまではそれなりに時間がかかります。安価なタブレットに急速充電まで求めてはいけません。公称値がPD15W充電なので製品仕様通りかと思います。12000mAhバッテリーですが、何かしらのアプリが悪さしているのだと思いますが、1週間放置しているとバッテリーが空っぽということがあるので、1週間放置とかであればスタンバイではなく、電源OFFにすることをおすすめします。


背面はプラスチックですが、ペコペコすることもありませんし見た目に安っぽさは感じられません。

私の利用用途からすればカメラはなくても良いくらいですが、ほとんどフラットな構造で素晴らしい。タブレットの他のメーカーも見習ってほしいくらい。ただ、年配の方は観光地でタブレットを使って撮影している方を見かけることがあるのでタブレットのカメラにも需要はあるんでしょう。スペックとしては、フロントカメラ5MPとリアカメラ35MPが搭載されています。画質は期待しないでおきましょう。

本体ストレージは128GBと心もとないですが、外部ストレージとしてマイクロSDカードで容量を増設することができます。残念ながらSIMカードを入れた通信とかはできません。そもそも外に持ち出して、持ち歩く大きさではないのでいらないんですけど。
ただしmicroSDカードにパソコンからUSBケーブルを使ってデータ転送をしていると、高い頻度で途中で認識されなくなります。ケーブルを抜き差しすればまた認識するのですが、これはこういうものなのでしょうか。
これが嫌で、もっぱらDropbpx経由でデータ転送するようになりました。


M4 iPad Pro 11インチモデルと重ねて比較したところ。
縦横比が違う点はありますが、それでも2倍近い大きさがあります。

厚みも当然ありますが、これはiPad Proが異常な薄さというだけで、他のアンドロイドタブレットと比べると遜色ない標準的な厚みではないでしょうか。

重量は1.1kg。
ベッドに寝転がって読みながら顔面に落とそうものなら大怪我ものです。
読書なんかもスマホスタンドに立てかけて読まないと腱鞘炎になりそうというか、長時間読み続けるのは厳しい。

起動すると初っ端から日本語選択が表示されるのはありがたい。
アリエクから輸入すると中国語がデフォルトだったりするので、このあたりは少し高くても日本の正式代理店から購入する理由になるかと思います。

GMS認証を受けているので、Google Playストアからアプリをダウンロードも普通にできます。
AI画像生成で作成したイラストを大きな画面で見たいという目的は達せられました。
当然有機ELのiPad Proと比べると黒の締まりや発色は劣りますが、価格差が7倍もあるので当然です。
このタブレットの魅力とメリットは15.6インチという大きさからくる迫力、この一言に尽きます。
IPS液晶なので視野角は問題なし。
ただし動画視聴となると明るさが不足している印象を受けました。


MediaTek Helio G99 8コアCPU(2.2GHz)が採用されているので、ゲーム以外のアプリであれば動作に問題は感じられません。6GBのRAMに加えて仮想RAM2GBにも対応して最大8GBのメモリ容量なので及第点といったところでしょう。
Google Chromeのブラウザでウェブサイトを閲覧する際の、スクロールのガタツキはそれほど感じられません。iPad Proのリフレッシュレートは最大120Hzなので比べればもっさり感はありますが、Yahoo!ニュースを見ている分にはページの切り替えが遅いとかという印象はありません。
YouTubeもフルHD画質を普通に再生できます。
ただしスピーカーは4つ搭載している点は評価すべき点ですが音質はラジオレベル。低音は出ませんし解像度もお世辞にも良いとは言えません。
Bluetoothヘッドホンを使っているので個人的には問題視していませんけど。
Amazonプライム・ビデオ視聴時に重要となるWidevineのセキュリティレベルはL3。
WidevineはとはGoogleが開発したDRM(デジタル著作権管理)技術のことです。動画配信サービスのコンテンツを保護するためにあるものですが、ほとんどのアンドロイドタブレットではL2~L3レベルです。本機に関してもフルHDでは再生できないので、見た印象ではおそらくL2レベルだと思います。
- L1:4KやHDRなどの高画質でコンテンツの再生が可能
- L2:720pクラスのSD画質でコンテンツの再生が可能
- L3:基本的な保護レベルであり、480pクラスのSD画質でコンテンツの再生が可能

製品仕様

メーカー | MESWAO |
型式 | MES-B3 |
画面 | 15.6 インチ(16:9) VAパネル 視野角178度 タッチスクリーン 解像度 1920 ✕ 1080ピクセル |
本体外寸・重量 | 外寸 36.8cm ✕ 22cm ✕ 1cm 重量 約1.07kg |
SoC | MediaTek Helio G99 Arm Cortex-A76×2 + Cortex-A55×6 Arm Mali-G57 MC2 |
メモリ | 6GB(DDR4) + 仮想メモリ2GB |
ストレージ | 128GB |
OS | Android 14 |
バッテリー容量 | 12,000mAh 15w充電 |
カメラ | メインカメラ 32MP フロントカメラ 5MP |
Wi-Fi | 2.4G/5G IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5) IEEE 802.11a/b/g/n |
Bluetooth | 5.0 |
認証・規格 | GMS認証済 WideVine L3 |
外部ストレージ | microSD(最大512GB) |
外部端子 | USB Type-C |
PDA工房で保護フィルム購入
タブレットなので当然保護フィルムが必須だと考えています。
とはいえマイナーな機種のため、安価なフィルムが見当たりません。
探すとPDA工房で販売されているのを発見。
2,035円と高めではありますが、大きさとレアな商品なのでいたしかたないといったところ。


発送はありがたいことに購入した翌日に佐川急便で届きました。

15.6インチと大きい上にガラスフィルムではないし、貼り付け枠といったアイテムもないため、貼るのにものすごく苦労しました。
PDA工房は保護フィルムの貼り付けに失敗したとしても、1回だけ無償交換してくれるそうなので、そのあたりは安心感はあります。


ものすごい静電気が発生し、バチバチいわせながらホコリと戦いながら5分くらい格闘してなんとか貼り付けることができました。

若干ホコリはついてしましましたが画面を点灯させれば目立たないので諦めました。
寸法はばっちり画面の大きさ通りでさすがPDA工房といったところ。
アンチグレアフィルムなので画面の美しさはそのまま、反射は当然激しいですが画面の美しさ重視なのでそこはどうにもならないです。


1ヶ月で故障
1ヶ月で画面が故障して、Amazonへ返品しました。
使用中に画面が急に縞状になったかと思うと、激しく点滅した後に二度と画面が表示されなくなりました。
Amazonのサポートに連絡して返品を受け付けていただけましたし、メーカーの方もXでご丁寧にコメントもいただけました。売り切りではないし、積極的に改良しようと意見を真摯に受け止めようという姿勢は好感度高いです。そういった点でいえば、安心して購入できる商品ではないかとも思います。
結果として、良い品だっただけにこういった形で手から離れてしまうことになったのは非常に残念でした。
さて、代替となるタブレットを探しますか・・・