
2025年12月21日、パナソニックから発売されたmiyotto UN-ST20A-Hを購入しました。
テレビ番組を3番組同時録画できるネットワークレコーダーです。
SONY製nasneの終了
miyottoを買うきっかけはソニー製(SIE製)のnasneが2027年7月末をもって、PS5版torneアプリやスマホアプリ(torne mobileなど)でのテレビ視聴・録画機能、外出先からのリモート視聴などが利用できなくなるという通達があったからです。

現在、私はソニー製とバッファロー製の2台のnasneを利用しています。
1台は使い続けられますが、2番組は同時録画は欲しい。nasneは残念なことにシングルチューナーです。
そこで、1台買い足すかということになるのですが、1台36,800円もするのです。
しかも、メモリやSSDなどがAIバブルにより半導体不足に陥り、2026年1月以降パソコンや家電製品が大幅値上げするという各種メーカーからの告知が発表されており、おそらくnasneにおいても4万円台に突入するのは目に見えています。
ならば買うなら2025年12月中だろう。
というようなことを考えていたら、Panasonic miyottoなるネットワークレコーダーが11月に発売されているではないですか。
54,800円とナスネよりも2万円高くなりますが3チューナー内蔵。
品薄で納期が2026年1月以降というなかで、偶然小さな店舗で在庫ありというステータスを目撃してしまい、そこからはもう衝動的に購入していました。

佐川急便の大幅な配達遅延状況にあって、予定日よりも1日遅れでしたが、人手不足やブラックフライデーセールなどの物流の急激な増加で混乱している中、1日ですんだのは不幸中の幸いといったところでしょうか。しかし、梱包がラップを巻くだけというのはいただけない。
miyottoファーストインプレッション
初期設定はスマホかタブレットに「miyotto」のアプリ経由で、同一WiFiネットワークに入っている環境下でないとできないので注意が必要です。有線LANでもできるようですが、面倒くさそうです。

中国製ではなくマレーシア製です。脱中国が始まっているかもしれませんね。












nasneにも言えることですが、ネットワークレコーダーなのでHDMI出力はありません。
なのでアプリがインストールされている環境下にないと視聴することができません。
nasneとの比較
miyottoを使ってnasneと比較してみました。
miyottoのスマートフォンとタブレット向けの専用アプリ「miyotto」は専用だけあって、シンプルだけど目的にたどり着くのは早い。
本体設定も無線LAN経由でこのアプリから行うのが一番簡単でわかりやすい気がします。

アプリ起動直後のトップ画面。

テレビ番組表は一画面で全ての局が見える。このあたりは家電製品のビデオレコーダーのディーガあたりを踏襲しているのかな?
シンプルだけどnasneのアプリと比較すると味気ない。

録画設定が少し使いづらい。
挙動がワンテンポ遅れてきたり、反応しなかったりする場面が多々あった。
録画モードはDR推奨。3倍モードは一気に画質が劣化して気になります。



nasne専用アプリのtorne mobileは全てにおいて操作性が抜群。
ニコニコ実況のコメントも流れてくるのも楽しい。
これがmiyottoのアプリだと使えないのが一番痛いし、機種変更するのをためらう最大の理由です。




WindowsやMACのパソコンで視聴するには「DIXIM Play U」のアプリが必要。
仕様的には録画予約できるはずなのに、なぜかできない。

起動してから視聴するまで何回もクリックしていかないとたどり着けないのが面倒。
インターフェースも操作性も悪く、専用ではなく汎用的なオンラインメディアプレーヤーアプリだから仕方ないのかもしれませんが、専用アプリをリリースして欲しいところです。





miyottoに変更して良かった点
- 1台で3番組同時録画できる
- 1代になったので置き場が少し空いたのと、長方形なので安定して置けるしデザインが良い
- 外付けHDDやSSDといったストレージをUSB経由で増設できるのはありがたい
- iPhoneとiPad、Andoroidスマホやタブレットでは無料のアプリで視聴や録画ができる
miyottoに変更して悪かった点
- アプリの出来が発展途上でイマイチというか、torneがヌルヌル動いてインターフェースが完成されすぎている
- ニコニコ実況が表示されない。普段の番組では気にしませんが、アニメではこの実況のコメントを眺めながらというのが地味に楽しかったのでnasneを捨てきれない大きな理由
- BUFFALO製のnasneは冷却ファンの音がうるさい。寝室には置けないほど酷い。これが解消されるかと思いきや、miyottoも録画していない時はほぼファンは動いていないようですが、録画が始まるとけっこうなファンのノイズが響きます
- パナソニックなので今後の売れ行き次第でしょうが、売れなければ数年でサポート打ち切りとか早々に使えなくなる可能性は否めない。nasneは10年以上サポートしてくれたが、それはユーザーの支持があったからでしょう。この製品はどうだろうか
- 録画品質をDRにしないと3倍とかではブロックノイズがけっこう目立つ
- WindowsやMACのパソコンで視聴するには「DIXIM Play U」のアプリを購入しないといけない。セール期間であれば2000円程度ですが、それ以外は1ライセンス3,400円もするのはいただけない。しかもこのアプリからは録画予約ができなかった
- 電源を切ることができません。ボタンやアプリからオフにすることもできないので、電源を切る時は電源コンセントを引き抜くという、HDDを扱うデバイスとしてはデータが吹っ飛ぶ恐れのある恐怖の儀式を行う必要があり、仕様として常時電源を入れっぱなしが前提とはいえいただけない
製品紹介
「miyotto(ミヨット)」は、視聴デバイスも設置場所も選ばない、新しいスタイルの「アプリで見る・録るテレビ」です。従来のレコーダーとは異なり、HDMIケーブルでテレビと直接接続する必要がありません。専用アプリを使用することで、スマートフォン、タブレット、スマートテレビ、プロジェクターなど、お好みのデバイスで放送中の番組や録画番組を視聴できます。また、本体はワイヤレス接続が可能でコンパクトなデザインのため、テレビボードの中だけでなく、デスクやシェルフなど、インテリアに合わせて自由に設置することができます。
主な特長
アプリで見る・録るテレビ
放送中の番組も録画した番組も、専用アプリひとつで視聴可能です。テレビやモニターの前に縛られることなく、好きな場所で自由にコンテンツを楽しめます。
さまざまなデバイスで視聴可能
対応デバイスは多岐にわたります。以下のOSおよびプラットフォームに対応しており、生活スタイルに合わせてデバイスを使い分けることができます。
- テレビ用視聴アプリ:Fire OS / Google TV™ / Android TV™
- スマホ用視聴アプリ:iOS / Android™
ワイヤレス接続でスッキリ設置
ディスプレイ機器とのHDMIケーブル接続が不要です。アンテナ線と電源をつなぎ、Wi-Fi環境があればセットアップ完了。場所を取らず、配線もスッキリさせることができます。
充実の録画機能
コンパクトなボディながら、パナソニックのレコーダー「ディーガ」譲りの高性能な録画機能を搭載しています。
- 3番組同時録画: 見たい番組が重なっても、3つのチューナーでしっかりカバーします。
- 大容量2TB HDD: たっぷり録画できる内蔵ハードディスクを搭載。
- 自動録画機能: ドラマやアニメを約90日間(1クール分)自動でお録りおき。キーワード登録による自動録画も可能です。
かんたんセットアップ
アプリをダウンロードして、スマートフォンやタブレットから簡単に初期設定が可能です。購入後すぐに使い始めることができます。
倍速再生
番組に合わせて、再生速度を「2.0倍」「1.5倍」「1.3倍」の3段階から選択でき、効率的に視聴できます。
外付けHDD対応
USB端子に外付けハードディスク(別売)を接続することで、録画容量を増やすことが可能です。
主な仕様
| 品番 | UN-ST20A-H |
|---|---|
| HDD容量 | 2TB |
| チューナー数 | 3(地上デジタル/BS・110度CSデジタル) |
| 入出力端子 | アンテナ端子:地上デジタル入出力端子、BS・110度CSデジタル-IF入出力端子 USB端子:USB 2.0 1系統(背面) LAN端子:100BASE-TX、10BASE-T |
| 録画時間の目安 | ハイビジョン画質(DRモード):約254時間 15倍録画(15倍録モード):約2700時間 ※録画時間は放送の転送レートによって異なります。 |
| 無線LAN対応 | 内蔵、IEEE802.11 ac/a/b/g/n ※従来の11a(J52)のみの対応機器とは接続できません。 |
| 電源 | AC100V 50/60Hz(付属のACアダプターを使用) |
| 消費電力 | 動作時:約11W |
| 外形寸法 | 幅215mm × 高さ41mm × 奥行115mm ※突起部含まず |
| 質量 | 約0.8kg |
| 付属品 | ACアダプター(1個) |
注意事項
- Windows/Macでの視聴には、別途デジオン社製アプリ「DiXiM Play U」が必要です。
- 本製品はHDMI出力端子を搭載していません。テレビやモニターで視聴するには、別途対応するストリーミングデバイスやスマート機能が必要です。
- ご利用にはインターネット環境、および無線LANルーターが必要です。
- サービスのご利用にはCLUB Panasonicへの会員登録(無料)と、ディモーラへの機器登録(無料)が必要です。一部機能は有料となる場合があります。
- 4K・8K放送の受信および録画機能は搭載されていません。






