
電子書籍端末アマゾンキンドルのカラー版であるAmazon Kindle ColorsoftとAmazon Kindle Colorsoft シグニチャーエディションがひっそりと2025年7月24日から日本でもようやく発売開始されました。

Kindle ColorsoftとKindle Colorsoft シグニチャーエディションのどちらを選ぶかは、予算、必要な機能、使い方によって異なります。
以下に、両モデルの主な違いと、それぞれのモデルが適しているユーザーを比較して説明します。
主な違い
ストレージ容量
Kindle Colorsoft: 16GB
Kindle Colorsoft シグニチャーエディション: 32GB
解説: シグニチャーエディションはストレージが倍あり、マンガや雑誌、カラーコンテンツなどデータ量の多い電子書籍を多く保存したい場合に有利。テキスト中心の小説なら16GBでも十分だが、カラーコミックや写真集を頻繁に読むなら32GBがおすすめ。
ワイヤレス充電
Kindle Colorsoft: 非対応(USB-C充電のみ)
Kindle Colorsoft シグニチャーエディション: 対応
解説: ワイヤレス充電は利便性が高いが、必須ではない場合も多い。USB-Cケーブルで問題ないなら、標準モデルで十分。
明るさ自動調整機能
Kindle Colorsoft: 非搭載(手動で明るさ調整)
Kindle Colorsoft シグニチャーエディション: 搭載
解説: 自動調整機能は、周囲の明るさに応じて画面の輝度を自動で最適化し、読書をより快適にする。特に頻繁に異なる照明環境(屋外、室内、夜間など)で読む場合に便利。
本体カラー
Kindle Colorsoft: ブラック
Kindle Colorsoft シグニチャーエディション: メタリックブラック
解説: 色の違いは主にデザインの好み。メタリックブラックは高級感があるが、大きな機能差はない。
価格
Kindle Colorsoft: 39,980円(税込)
Kindle Colorsoft シグニチャーエディション: 44,980円(税込)
解説: シグニチャーエディションは約5,000円高い。追加機能を重視するかどうかで判断を。
重量
Kindle Colorsoft: 215g
Kindle Colorsoft シグニチャーエディション: 219g
解説: 4gの差はほぼ無視できるレベルで、持ち運びや使用感に大きな影響はない。
共通点
ディスプレイ: 7インチ、E Ink Kaleido 3(カラー150ppi、モノクロ300ppi)、カラー表示対応。
バッテリー持続時間: 最大8週間。
防水性能: IPX8(お風呂やプールでの使用可)。
サイズ: 127.6×176.7×7.8mm。
その他: カラー表示対応(4096色)、目に優しい反射型ディスプレイ、USB-C充電。
キンドル端末比較表
デバイス | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | Kindle Scribe | Kindle Colorsoft | Kindle Colorsoft シグニチャーエディション |
価格 | ¥19,980 | ¥27,980 | ¥32,980 | ¥56,980 | ¥39,980 | ¥44,980 |
ディスプレイサイズ | 6インチ反射抑制スクリーン | 7インチ反射抑制スクリーン | 7インチ反射抑制スクリーン | 10.2インチ反射抑制スクリーン | 7インチ反射抑制カラースクリーン | 7インチ反射抑制カラースクリーン |
デバイスサイズ | 157.8 mm x 108.6 mm x 8.0 mm | 176.7 mm x 127.6 mm x 7.8 mm | 176.7 mm x 127.6 mm x 7.8 mm | 230 mm x 196 mm x 5.7 mm | 176.7 mm x 127.6 mm x 7.8 mm | 176.7 mm x 127.6 mm x 7.8 mm |
容量 | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB/32GB/64GB | 16GB | 32GB |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi(白黒)、150ppi(カラー) | 300ppi(白黒)、150ppi(カラー) |
USBポート | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
数週間持続バッテリー | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
防水機能 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ||
色調調節ライト | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
明るさ自動調整機能 | ![]() | ![]() | ![]() | |||
ワイヤレス充電対応 | ![]() | ![]() | ||||
フラットベゼル | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
自動画面回転機能 | ![]() | |||||
手書き入力機能 | ![]() | |||||
カラー | ブラック、マッチャ | ブラック | メタリックブラック、 メタリックジェード | タングステン、メタリックジェード | ブラック | メタリックブラック |
製品仕様
ディスプレイ | 7インチAmazon Colorsoft ディスプレイ、解像度300ppi(白黒) 150ppi(カラー) 、内蔵型ライト、フォント最適化技術、16階調グレースケール |
サイズ | 176.7 x 127.6 x 7.8 mm |
重量 | 215g。実際のサイズと重量は、仕様や製造過程によって多少異なる場合があります |
システム要件 | ワイヤレス接続対応、コンテンツのダウンロード時にPC不要 |
容量 | 16GB。端末本体に数千冊保存可能 (一般的な書籍の場合) |
クラウド | Amazonのコンテンツはすべて無料でクラウドに保存可能 |
バッテリー | 一度のフル充電で最大8週間利用可能 (明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合)。使用状況により利用できる時間は異なります |
充電時間 | 9W以上の充電アダプター経由でのUSB-C充電で約2.5時間 |
wifi接続 | 2.4GHz、5.0GHzをサポート。パスワード認証によるWEP、WPA、WPA2、WPA3、OWEおよびWPSセキュリティに対応。アドホック (またはピアツーピア方式) のwifiネットワークへの接続には対応していません |
対応ファイルフォーマット | Kindleフォーマット8(AZW3)、Kindle(AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。PDF、DOCX、DOC、HTML、EPUB、TXT、RTF、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応 |
ユーザーヘルプ | Kindleユーザーズガイド (端末にプリインストール) およびクイックスタートガイド (同梱) はこちらからもご覧いただけます |
保証とサービス | 1年間限定保証付き。国内の場合、オプションで別売の延長保証をご利用いただけます。Kindleの使用時は利用規約が適用されます |
同梱内容 | Kindle Colorsoft、USB-C 充電ケーブル、クイックスタートガイド |
防水性能 | IPX8等級。実験では、真水で水深2メートルまでで最大60分、または海水で水深0.25メートルまでで最大3分まで耐えられることが確認されています (防水機能については、こちらをご確認下さい) |
カラー | ブラック |
世代 | Kindle Colorsoft (第1世代) |
ソフトウェアのセキュリティアップデート | このデバイスは、当社のWebサイトで新品として販売された最後の日から少なくとも4年後まで、ソフトウェアのセキュリティアップデートを受けられることが保証されています。セキュリティアップデートについてはこちら |
どちらがおすすめか?
Kindle Colorsoft(39,980円)がおすすめな人
予算を抑えたい人: 約5,000円安いため、コストパフォーマンスを重視する人に最適。
基本的な読書ニーズの人: 小説やカラーコミックを適度に楽しむ程度なら16GBで十分。
ワイヤレス充電や自動輝度調整が不要な人: 手動での明るさ調整やUSB-C充電で問題ない場合。
カジュアルな読書家: マンガや雑誌をたまに読む程度で、大量の書籍を保存する必要がない人。
Kindle Colorsoft シグニチャーエディション(44,980円)がおすすめな人
カラーコンテンツを多く読む人: 32GBの大容量は、カラーコミック、雑誌、写真集、旅行ガイドなどを大量に保存したい人に適している。
プレミアムな体験を求める人: ワイヤレス充電や明るさ自動調整機能により、快適で手間のかからない読書体験を重視する人に最適。
多様な環境で読書する人: 屋外や暗い場所など、さまざまな照明条件下で読む場合、自動輝度調整が便利。
デザインを重視する人: メタリックブラックの外観に魅力を感じる場合。
注意点黄ばみ問題: 米国での初期レビューでは、画面の下部や右端が黄ばむ(yellow tint)不具合が報告されたが、Amazonはこれを認識し、改善されたモデルを日本発売(2025年7月24日)で提供しているとされる。購入前に最新のレビューを確認すると安心。
カラー表示の特性: E Ink Kaleido 3は4096色に対応するが、液晶や有機ELに比べ発色は控えめ。鮮やかなカラー体験を期待するより、目に優しい読書向けと考えたほうが良い。
ダークモード非対応: E Ink Kaleido 3の仕様上、ダークモードは非対応。夜間読書で気になる場合は、明るさ調整を活用する必要がある。
結論コスト重視ならKindle Colorsoft: 16GBで十分で、ワイヤレス充電や自動輝度調整が不要なら、標準モデルで満足できる。
快適性・容量重視ならシグニチャーエディション: カラーコンテンツを多く保存し、プレミアムな機能を求めるなら、5,000円の差を払う価値がある。
おすすめの選び方:読むコンテンツを考える: マンガや雑誌を多く読むなら、シグニチャーエディションの32GBが有利。
使用環境を考える: 頻繁に屋外や暗所で読むなら、自動輝度調整があるシグニチャーエディションが便利。
予算を考慮: 5,000円の差が気にならないなら、シグニチャーエディションのほうが長期的満足度が高い可能性大。
購入はAmazon.co.jpやビックカメラ、ヤマダデンキなどで可能(2025年8月1日から家電量販店でも販売開始)。セール(例:Amazonプライムデー)で値引きの可能性もあるので、タイミングを狙うのも一手。
ご自身の読書スタイルや予算に合わせて選んでください!

