LINEのミュートメッセージが有料化へ。無料提供は2026年8月26日で終了、何が変わる?
深夜にふと思い出した用件をLINEで送りたい。けれど、相手のスマホを鳴らしてしまうのは気が引ける。そんな場面で重宝されてきたのが、LINEの「ミュートメッセージ」です。
ミュートメッセージは、相手に通知音・ポップアップ・プッシュ通知を出さずにメッセージを送れる機能です。夜遅い時間や早朝、仕事中、授業中の相手に連絡したいとき、「今送るけれど、気づくのはあとでいい」という気遣いができる便利な仕組みでした。
ところがLINEヤフーは、2026年8月7日付で、LINEラボで提供している「ミュートメッセージ」を2026年8月26日をもって終了すると案内しました。LINEラボでの無料提供が終わったあとは、LYPプレミアム スタンダードプランの特典として利用できる形に変わります。
つまり、LINEそのものが有料になるわけではありません。通常のトークや通話が使えなくなる話でもありません。変わるのは、これまで無料で試せていた「通知なしで送る」機能の扱いです。
この記事では、ミュートメッセージの有料化で何が変わるのか、無料終了後の料金、使い方、注意点、デメリットを整理します。
検索ニーズから見る知りたいこと
今回の記事作成にあたり、Googleサジェストで「LINE ミュートメッセージ」関連のキーワードを確認しました。
主に以下のような検索語が見られます。
- line ミュートメッセージ
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これを見ると、ユーザーが知りたいのは単に「有料化するらしい」というニュースだけではありません。
「いつまで無料なのか」「今後いくらかかるのか」「無料ユーザーは使えなくなるのか」「相手にはどう見えるのか」「できない場合の原因は何か」といった、日常利用に直結する疑問が中心です。
そこでここでは、ニュースの概要だけでなく、使い方や注意点まで含めて解説します。
LINEのミュートメッセージとは?
LINEのミュートメッセージは、相手に通知音・ポップアップ・プッシュ通知を出さずにトークを送信できる機能です。
通常、LINEでメッセージを送ると、相手の設定によっては通知音が鳴ったり、スマホのロック画面に通知が表示されたりします。ミュートメッセージを使うと、この通知を出さずにメッセージを届けられます。
ただし、完全に「見えないメッセージ」になるわけではありません。LINE公式ヘルプによると、ミュートメッセージで送った場合でも、相手側のLINEアイコンやトークタブには未読メッセージの通数が表示されます。
つまり、相手のスマホを鳴らさずに届くが、LINEを開けば新着があることは分かる、という仕組みです。
便利な利用シーン
ミュートメッセージは、次のような場面で使われてきました。
- 深夜や早朝に連絡したいとき
- 相手が仕事中・授業中かもしれないとき
- 急ぎではない用件を先に送っておきたいとき
- グループトークで不要な通知を増やしたくないとき
- 「返信はあとでいい」と伝えたい軽い連絡を送るとき
たとえば、夜中に「明日の集合時間は9時で大丈夫?」と送りたい場合、通常送信だと相手の通知音が鳴る可能性があります。ミュートメッセージなら、相手を起こす心配を減らしながら連絡できます。
この“ちょっとした気遣い”ができる点が、ミュートメッセージの人気の理由でした。
無料提供は2026年8月26日で終了
LINE公式ヘルプでは、2026年8月26日をもって、LINEラボでの「ミュートメッセージ」の提供を終了すると案内されています。
LINEラボとは、正式サービスとして公開する可能性のある機能を先行して利用できるサービスです。ミュートメッセージも、これまではLINEラボの機能として無料で使えました。
終了に伴い、LINEラボの設定画面からミュートメッセージの項目が削除されます。無料ユーザーがLINEラボからオンにして使う、という現在の形は終わります。
一方で、機能そのものが完全になくなるわけではありません。LINEラボでの提供終了後は、LYPプレミアムの対象プラン特典として提供される予定です。
今と有料化後の違い
変更点を表にまとめると、次のようになります。
| 項目 | 現在:2026年8月26日まで | 有料化後:LINEラボ提供終了後 |
|---|---|---|
| 提供形態 | LINEラボの機能 | LYPプレミアム特典 |
| 利用料金 | 無料 | 対象プランへの加入が必要 |
| 設定場所 | LINEラボ内 | LINEラボから項目削除。特典として提供 |
| 利用条件 | LINEラボでミュートメッセージをオン | LYPプレミアム登録、LINEアプリの条件を満たす必要あり |
| 対象プラン | なし | LYPプレミアム スタンダードプラン、LYPプレミアム with Netflixなど |
| 無料ユーザー | 利用可能 | 原則として利用不可に |
| 過去に送ったメッセージ | 影響なし | 影響なし |
ポイントは、無料ユーザーにとって「送信ボタン長押しでミュートメッセージを選ぶ」という使い方ができなくなる点です。
また、LINE公式ガイドでは、LINEラボでの提供終了後も利用するには、LYPプレミアムへの登録に加えて、iOS版/Android版のLINEアプリをバージョン26.13.0以上にアップデートする必要があると案内されています。
有料化後はいくらかかる?
LYPプレミアムには複数のプランがあります。ミュートメッセージのために加入を検討する場合は、料金と対象プランを確認しておきたいところです。
公式ヘルプなどで案内されている料金を整理すると、以下の通りです。
| プラン | 月額料金(税込) | ミュートメッセージ利用の目安 |
|---|---|---|
| LYPプレミアム スタンダードプラン(ウェブ版) | 508円 | 対象 |
| LYPプレミアム スタンダードプラン(アプリ版) | 650円 | 対象 |
| LYPプレミアム with Netflix | 890円〜 | 対象 |
| LYPプレミアム ライトプラン エンジョイパック | 290円 | 対象外の可能性が高いので注意 |
注意したいのは、同じスタンダードプランでも、登録経路によって月額料金が異なる点です。ウェブ版は月額508円、アプリ版は月額650円と案内されています。
「LINEアプリ内で見たら650円だったのに、ネット記事では508円と書かれている」という疑問が出やすい部分ですが、これは登録方法の違いによるものです。料金だけを見れば、ウェブ版のほうが安く設定されています。
ただし、登録状況やキャンペーン、支払い方法、各種特約の適用状況によって条件が変わることがあります。加入前には、必ず公式画面で料金とプラン名を確認してください。
ミュートメッセージの使い方
2026年8月26日までのLINEラボ版では、次の手順で使えます。
事前設定
- LINEアプリを開く
- 「ホーム」をタップ
- 右上の歯車アイコンから「設定」を開く
- 「LINEラボ」を選ぶ
- 「ミュートメッセージ」をオンにする
送信方法
- トークルームを開く
- メッセージを入力する
- 送信ボタンを長押しする
- 「ミュートメッセージ」を選んで送信する
ここで普通に送信ボタンをタップすると、通常メッセージとして送られます。ミュート送信したい場合は、送信ボタンを「長押し」して、表示されたメニューからミュートメッセージを選ぶ必要があります。
操作自体は簡単ですが、急いでいると通常送信してしまうことがあります。深夜や早朝に使う場合は、送信前に一呼吸置くと安心です。
相手にはどう見える?通知は本当に鳴らない?
ミュートメッセージで送ると、相手側には次の通知が表示されません。
- 通知音
- ポップアップ通知
- プッシュ通知
- 画面上部のバナー通知
一方で、LINEアプリのアイコンやトークタブには未読数のバッジが表示されます。相手がLINEを開いたときには、新しいメッセージが届いていることに気づけます。
つまり、ミュートメッセージは「相手に気づかれないように送る機能」というより、「相手のスマホを鳴らさずに送る機能」と考えると分かりやすいでしょう。
急ぎの連絡には向いていません。相手にすぐ読んでほしい内容であれば、通常メッセージや電話など別の連絡手段を使うほうが確実です。
有料化後の主な注意点
無料ユーザーは使えなくなる
もっとも大きな変更点は、無料ユーザーがミュートメッセージを使えなくなることです。
これまでLINEラボで無料提供されていたため、「LINEの標準機能」と感じていた人も多いはずです。しかし実際には、正式機能ではなくLINEラボの先行提供機能でした。今回、その無料提供が終了し、LYPプレミアム特典に移行します。
LINEラボから項目が削除される
2026年8月26日以降、LINEラボの設定画面からミュートメッセージの項目が削除されます。
「設定をオンにしていたから、そのまま使えるのでは」と思う人もいるかもしれませんが、公式案内ではLINEラボでの提供終了が明記されています。無料版の設定を残しておけば使い続けられる、というものではありません。
アプリのアップデートが必要
LINE公式ガイドでは、提供終了後も利用するには、LYPプレミアム登録に加えて、iOS版/Android版のLINEアプリをバージョン26.13.0以上にアップデートする必要があると案内されています。
古いスマホを使っている場合、OSや端末の都合で最新版に更新できないことがあります。ミュートメッセージ目的でLYPプレミアムに登録するなら、先にLINEアプリを更新できるか確認しておくと無駄がありません。
料金は登録経路で変わる
LYPプレミアム スタンダードプランは、ウェブ版が月額508円、アプリ版が月額650円と案内されています。
うっかりアプリから登録すると、ウェブ版より月額142円高くなる可能性があります。年間で考えると1,704円の差です。少額に見えても、長く使うなら見逃しにくい違いです。
二重登録や自動更新に注意
LYPプレミアムは月額制のサービスです。登録すると、自分で解約しない限り自動更新されます。
また、LINE公式ヘルプでは、すでにLYPプレミアム スタンダードプランのウェブ版に登録している人がLINEアプリから登録すると、二重登録となり複数の請求が発生する場合があると案内されています。
すでにYahoo! JAPAN ID側でLYPプレミアムを利用している人、ソフトバンクやワイモバイル、PayPayカード ゴールドなどの特典で対象になっている人は、登録前に自分の会員状況を確認しておきましょう。
日割り返金がない場合がある
公式ヘルプでは、期間途中で解約した場合や、実際にサービスを利用していない場合でも、返金や未利用期間の日割り精算は行わない旨が案内されています。
「ミュートメッセージを1回だけ使いたい」という理由で加入する場合は、月額料金とのバランスを考える必要があります。
有料化のデメリット
ミュートメッセージの有料化には、利用者目線でいくつかのデメリットがあります。
気軽に使える“マナー機能”ではなくなる
ミュートメッセージは、相手を気遣うための機能として使われてきました。深夜に連絡したいけれど通知音は鳴らしたくない、という場面は誰にでもあります。
その機能が有料特典になることで、無料ユーザーは「今送るか、朝まで待つか」を選ばなければなりません。小さな機能ではありますが、日常的にLINEを使う人ほど不便に感じる可能性があります。
ミュート送信のためだけに月額料金を払うか迷う
LYPプレミアムには、スタンプ使い放題、アルバム関連機能、会員限定フォント、アプリアイコン変更など複数の特典があります。
ただ、ミュートメッセージだけを目当てにする場合、月額508円または650円をどう見るかは人によって分かれます。毎日のように使う人には便利でも、月に数回程度なら割高に感じるかもしれません。
重要な連絡には不向き
これは有料化とは別の話ですが、ミュートメッセージは相手に通知されないため、急ぎの連絡には向いていません。
「通知しないで送ったのに、すぐ返事がない」と思ってしまうと、かえってトラブルになります。ミュートメッセージは、あくまで「あとで読んでもらえればいい連絡」に使う機能です。
無料終了後、どう対応すればいい?
無料ユーザーが2026年8月26日以降にできる対応は、主に次の3つです。
LYPプレミアムに加入する
今後もミュートメッセージを使い続けたいなら、LYPプレミアムの対象プランに加入するのが公式の方法です。
加入前には、次の点を確認しましょう。
- 自分がすでにLYPプレミアム会員ではないか
- ウェブ版とアプリ版のどちらで登録するか
- LINEアプリをバージョン26.13.0以上にできるか
- 自動更新や解約条件を理解しているか
- ミュートメッセージ以外の特典も使う予定があるか
送信する時間をずらす
料金を払ってまで使うほどではない人は、下書きとして文面を作っておき、朝や昼に送る方法が現実的です。
LINEには相手を鳴らさずに送る公式機能としてミュートメッセージがありましたが、それが有料特典になる以上、無料で確実に通知を抑えるには「送信タイミングを変える」のが一番シンプルです。
急ぎではないことを文面で伝える
どうしても今送る必要がある場合は、文頭に「返信は明日で大丈夫です」「急ぎではありません」と添えるだけでも印象は変わります。
ただし、通常送信であれば通知音が鳴る可能性はあります。相手の生活時間が分かっている場合は、送る時間にも配慮したいところです。
よくある疑問
LINE全体が有料化するの?
いいえ。今回の話は、LINEラボで無料提供されていた「ミュートメッセージ」の提供終了と、LYPプレミアム特典への移行です。通常のLINEトークや通話が有料化するという発表ではありません。
2026年8月26日以降、過去のミュートメッセージは消える?
消えません。LINE公式ガイドでは、LINEラボでの提供終了後も、過去に送信したメッセージに影響はないと案内されています。
LYPプレミアム ライトプランでも使える?
公式ガイドでは、LINEラボ終了後のミュートメッセージについて、LYPプレミアム スタンダードプランおよびLYPプレミアム with Netflixプランが対象と案内されています。月額290円のライトプランは、少なくとも現時点の案内では対象として明記されていません。
相手に「ミュートで送った」と表示される?
LINE公式ヘルプでは、ミュートメッセージを送った相手側には、通知音やポップアップ、プッシュ通知が出ないと説明されています。一方、未読数の表示は出ます。相手の画面に「ミュートで送信されました」といった表示が出るとは案内されていません。
送信ボタンを普通に押したらどうなる?
通常メッセージとして送信されます。ミュートメッセージにするには、送信ボタンを長押しして「ミュートメッセージ」を選ぶ必要があります。
まとめ:ミュートメッセージは“LINEラボの無料機能”から“有料特典”へ
LINEのミュートメッセージは、相手のスマホを鳴らさずに連絡できる便利な機能です。深夜や早朝の連絡、仕事中の相手への配慮など、日常のちょっとした場面で役立ってきました。
しかし、LINEラボでの無料提供は2026年8月26日で終了します。終了後は、LYPプレミアムの対象プラン特典として提供される予定です。
今回の変更で押さえておきたい点は、次の通りです。
- LINEラボでのミュートメッセージ提供は2026年8月26日で終了
- 終了後はLYPプレミアムの対象プラン特典に移行
- 無料ユーザーは原則として使えなくなる
- 利用にはLINEアプリのバージョン26.13.0以上が必要
- 過去に送ったメッセージには影響なし
- LYPプレミアムは登録経路により料金が異なる
- 自動更新、二重登録、日割り返金なしに注意
ミュートメッセージは、派手な機能ではありません。それでも、相手の時間を邪魔しないための“気遣い機能”として、使っていた人には大きな変更です。
今後も使い続けたい人は、LYPプレミアムの対象プランや料金を確認しておきましょう。一方で、利用頻度が少ない人は、送信時間をずらす、文面で急ぎではないことを伝えるなど、無料でできる工夫を取り入れるのも現実的です。
