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アニメ映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】ネタバレ感想:酷評されるほどではないがスケール感は小さい

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アニメ映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】ネタバレ感想:酷評されるほどではないがスケール感は小さい

酷評されるアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を観てきた

新房昭之総監督作品のアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」をユナイテッドシネマ入間で、会員デー1000円で観てきました。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
前評判を見てみると酷評されているみたい。
新房昭之監督+シャフトという期待値、映画というスケール感、声優に広瀬すずと菅田将暉という豪華声優陣、等々・・・前評判からの期待値が高すぎたせいなのかな?
21:30からという遅めの時間というのもありますが、お客の入りは2週目とは思えないほど少ない。

ストーリー概要

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
もしも、あのとき・・・

夏休み、とある海辺の町。花火大会をまえに、
「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか?平べったいのか?」で盛り上がるクラスメイト。
そんななか、典道が想いを寄せるなずなは母親の再婚が決まり転校することになった。

「かけおち、しよ」

なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。
それを見ているだけで助けられなかった典道。

「もしも、あのとき俺が…」

なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。
すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた…。
何度も繰り返される一日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は?

繰り返す、夏のある一日。
花火が上がるとき、恋の奇跡が起きる―

ネタバレ感想


結論からいうときっちりスッキリのハッピーエンドではなかったです。
主人公の島田典道とヒロインの及川なずなの関係は、if・もしもを繰り返していくうちに仲が進展。
キスをするまでの相思相愛になっています。
壊れた水晶(もしも玉)がとびちる破片の中には、二人が仲睦まじく東京でデートするシーンがいくつか映ります。
これが現実となっているのか、単なる数あるうちの「もしも」の1つのパターンにすぎないのかはわかりません。
最後の教室での点呼ではなずなは呼ばれないが、典道は先生に何度も呼ばれる。しかし典道の返答や姿はそこにはない。
こういった情報の中から観た人自身がその後を想像するしかない。
スタッフロール後のいわゆるCパートを期待したがなかった。
この辺が低評価につながる要因の一つになっていると思うが、個人的には二人がお互いの気持ちをハッキリと確認しているシーンがあったので、終わり方自体にはそれほどのモヤモヤ感はありませんでした。

この他に酷評につながっているのかなと思うのは次の要因をあげてみました。
物語は一日を何度かやり直しながら進む。描かれている場所(登場人物の行動範囲)は極めて限定的かつ、少ない。
時間軸も場所も極めて狭い中、ボリューム感がとても少なく感じる。
テレビアニメもしくはOVAであれば納得のいくところだが、なんとなく映画でやるほどのものか?と錯覚してしまうのはうなずける。

アニメーション制作は物語シリーズでもおなじみの「シャフト(SHAFT)」で、定番のカット割りは盛りだくさん。
しかし、及川なずなは中学生とは思えないスタイル。そして戦場ヶ原ひたぎと見間違うカットが多い。
先入観もっているせいかもしれないが、中学生ではなくどうみても高校生以上にみえてしまい、等身大の学生感は感じられなかった。
あと典道と親友の安曇祐介との友情がいとも簡単に壊れるのは、ん~って感じで残念ポイントだったかな?

気になるところは確かに多いけれど、ストーリーも日常ものにファンタジー要素がプラスされたラブストーリーと割り切れば、決して悪いものではない。
むしろ90分はあっという間に終わった感があります。
音楽も神前暁ということもありとても良い。

「君の名は。」と比較せず、細かいことを考えずに観れば良い作品だと思います。

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About The Author

heartofu
ITと漫画をこよなく愛する、散財オタクブロガーです。
テーマとして掲げている「一度きりの人生を楽しもう」という言葉は、政治思想家ニッコロ・マキャヴェッリの「やらずに後悔するより、行動して後悔する方が懸命である」という格言に深く感銘を受けて選んだものです。もちろん、行動した結果として後悔することも多々あります。しかし、それは自分の選択の結果であり、納得できます。一方で「あの時、もしも…」という後悔は、なかなか割り切れないものです。時には「やらなければよかった」と思うこともありますが、行動を通じて得られる経験や成長は、人生の大きな財産だと感じています。もちろん、命に関わることや、他人を傷つけたり迷惑をかけるようなことは論外です。
年齢を重ねるごとにできなくなることも増え、「明日」が必ずしも来るとは限らないのが人生です。だからこそ、今できることにはできるだけ挑戦し、後悔の少ない人生を送りたいと考えています。そんな日々のライフログを、人生が終わるまで、あるいはボケるまで続けていきたいと思っています。このような思いで書いているため、読者のニーズをあえて気にせず、忘却録として綴っている面もありますが、ご理解いただければ幸いです。もし気が向いたときにご覧いただき、少しでも共感していただけましたら、ぜひSNSなどでシェアしていただけると嬉しいです。
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