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漫画『トラップヒロイン 4巻(最終巻)』を購入・最終回レビュー

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感想レビュー
漫画『トラップヒロイン 4巻(最終巻)』を購入・最終回レビュー

漫画・コミック、十三木 考『トラップヒロイン 4巻』を購入しましたので、写真を交えてひとくち感想・レビューします。
一部で若干ネタバレありの内容となっています。

買い物メモ

  • 商品名:トラップヒロイン 4巻
  • 作者:十三木 考
  • メーカー:裏少年サンデーコミックス(小学館)
  • 購入日(到着日):2021年9月16日
  • 散財額:730円
  • 購入先:楽天ブックス

商品概要・あらすじ・スペック

完結!男の娘との恋と友情の行く末は…?

俺のルームメイト・小日向真は男子。
…なんだが、女子の制服を着て、
女子みたいなか細い手足で、女子みたいな声と仕草。
コイツ、本当に男なのか――??

もうすぐ文化祭。チロダたちのクラスの出し物は、男同士の「ロミオとジュリエット」
ジュリエットを演じる小日向の相手役の座をかけてチロダと神宮寺が勝負!!

そして、文化祭当日、小日向は姿を消す――…

同性との恋愛と、友情の在り方を問う、青春学園ラブコメディー第4巻、堂々完結!

長らくお待たせしました、ついに完結!
「男らしく」握手を交わした小日向とチロダ、その理由と、その後のふたりの様子を本編にてお楽しみください。

画像で紹介

セーラー服で可憐な姿の小日向真と初めて出会った時に恋に落ちたチロダ。ルームメイトとして、友達として、そして好きな女の子として一緒に過ごしてきた。すべては小日向が異性である前提で。小日向は最初から自分は男だと明言しているので嘘をついてはいない。チロダが勝手に思い込んでいただけではあるのだけれど。

『「お、男・・・」小日向が男であるというたしかな実感』。このコマの衝撃は大きかった。ネットでもかなり話題になっていましたね。これで小日向が同性であることが確認された。それでも、読者はそう思い込ませるために道具を忍ばせていたのでは?という女性であることの可能性を捨てきれないコメントが散見された。読者でそうなのだから、当事者ではもっと混乱したことは想像に難くない。

異性として、女性だから好きという気持ちだった。同性とわかった今は友達だという気持ち。わかっているけど、やはり割り切れない心の葛藤に悩むチロダ。

ジュリエット役に徹してドレスを着てロングヘアーの小日向。この時は男性ホルモンによる生理現象や男の子から男性へと移りゆく思春期特有の現象に、今やっていることを悩む。このステージで有終の美を飾ることになるのか?

紆余曲折あったものの、ストレートに想いをぶつけあった二人。ここまでの葛藤も含め、心が痛い。

「真」「耐志」と下の名を呼び合い、本当に同性だと確認する表現。そして女性と男性という立ち位置であったからこその好きという表現。同性と確証した今、お互いに異性として好きだったという過去形を使うことで、気持ちに一区切りをつけたことになったのだと思う。

最後の最後にタイトルの伏線回収。
小日向とチロダが二人一緒に過ごした空間。
この余韻に浸れる風景と文字で静かにフェードアウトしていく終わり方好きです。
最後の最後はぜひコミックを手にして読んでください。この画像の次のセリフで涙腺がやばくなります。

トラップヒロイン 4巻はこんな人におすすめ

トラップヒロイン 4巻は「カワイイ男の娘とのラブコメ好きな方」におすすめです。ただし、実際は女の子とでしたという展開しか認めない人はスルーしないと発狂するかもしれません。

トラップヒロイン 4巻のレビューまとめ

今回は「漫画『トラップヒロイン 4巻(最終巻)』を購入・最終回レビュー」について書きました。
カバーを外した裏側にその後を描いた1ページが新規に描き下ろしされています。
ここまでがセットです。
でもできることなら1話分まるまる後日談ほしかったと思うのは私だけではないでしょう。
男の娘ものとしては珍しく、もしかしたら本当は女の子じゃないかという濁しを打ち消す男性特有の場所を確認したリアルな表現に衝撃を受けた本作。
同性を好きなわけではない、異性だと思いこんでいたから好きだったと明言する等、今までの常識を打ち破った秀作。
もう1回、コミック1巻から読み直そうと思います。

About The Author

heartofu
ITと漫画をこよなく愛する、散財オタクブロガーです。
テーマとして掲げている「一度きりの人生を楽しもう」という言葉は、政治思想家ニッコロ・マキャヴェッリの「やらずに後悔するより、行動して後悔する方が懸命である」という格言に深く感銘を受けて選んだものです。もちろん、行動した結果として後悔することも多々あります。しかし、それは自分の選択の結果であり、納得できます。一方で「あの時、もしも…」という後悔は、なかなか割り切れないものです。時には「やらなければよかった」と思うこともありますが、行動を通じて得られる経験や成長は、人生の大きな財産だと感じています。もちろん、命に関わることや、他人を傷つけたり迷惑をかけるようなことは論外です。
年齢を重ねるごとにできなくなることも増え、「明日」が必ずしも来るとは限らないのが人生です。だからこそ、今できることにはできるだけ挑戦し、後悔の少ない人生を送りたいと考えています。そんな日々のライフログを、人生が終わるまで、あるいはボケるまで続けていきたいと思っています。このような思いで書いているため、読者のニーズをあえて気にせず、忘却録として綴っている面もありますが、ご理解いただければ幸いです。もし気が向いたときにご覧いただき、少しでも共感していただけましたら、ぜひSNSなどでシェアしていただけると嬉しいです。
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